ピリカ号とは
今日は道東の大自然を車を使わず観光できるピリカ号の紹介です。
道東のメジャーな観光地と言えば摩周湖や阿寒湖ですが、車がないとどうしても行きにく場所です。一応路線バスもありますが、本数が1日に片手で数えるほどしかなく効率的に観光できません。
そこでおすすめなのが釧路駅発のピリカ号です。4月後半から10月後半までと季節限定運行ですが、釧路駅→摩周湖→硫黄山→屈斜路湖→阿寒湖→釧路空港→釧路駅と巡る定期観光バスです。
ピリカ号の乗り方
ピリカ号は予約制です。先ほどのピリカ号の公式サイトから発車オ~ライネットというサイトに飛んで予約します。発車オ~ライネットは高速バスの予約サイトです。
料金は乗り降りする場所により異なりますが、釧路発釧路着で一周する場合は4,600円です。支払いは発車オ~ライネットでクレジットカード決済可能です。
予約しておくと、当日釧路駅前(徒歩2,3分の場所にあります)にあるバスターミナルの受付に行けば乗車案内をしてもらえます。8時出発ですが、遅くとも10分前くらいには着いた方が安全と思います。ちなみに電話でも予約できるみたいです。
私がピリカ号に乗車した時は一人客の方が大半でした。2020年11月とコロナが流行っていたこともあり、外国人観光客がいないためかもしれませんが。
ピリカ号は朝8時出発と朝早いので、前日は釧路駅周辺に宿泊がおすすめです。こちらの記事(釧路観光のモデルコースを紹介!~1泊2日で道東を満喫~)で、ピリカ号を使った釧路観光のモデルコースを紹介しているので、参考にしてください。
ピリカ号の設備
ピリカ号の設備について解説です。ピリカ号は一般的な4列シートの観光バスです。空いていれば1人で2席使えます。また景色の良い所に席移動しても大丈夫とのことでした。
車内にトイレはありません。釧路駅を出た後摩周湖までは2時間ほどありますので、事前にトイレは済ましておくのがおすすめです。
ピリカ号には添乗員の女性の方が乗車され、途中見どころの解説をしてもらえます。
摩周湖
摩周湖は北海道を代表する観光地の一つだと思います。バイカル湖に次ぎ世界で2番目に透明度の高い湖です。湖の透明度とは板を水面に浮かべ見えなくなるまでの深さで表現されるそうです。まぁ、実際のことろ摩周湖は湖面まで降りることが出来ないので、展望台からは透明度は分かりませんが…
それでも展望台から見る摩周湖は絶景です。摩周湖の展望台は第一展望台と第三展望台の2つありますが、ピリカ号で訪れるのは第一展望台です。ちなみにかつてあった第二展望台は立地上危険という個とで閉鎖されたそうです。
摩周湖第一展望台には売店があり土産物や軽食買えます。私はカットメロンを買いましたが、200円と安い上にすごく美味しくおすすめです。
基本的に現地では自由行動です。20分くらい停車した後バスに戻ります。展望台にお手洗いはあります。
硫黄山
次に訪れるのが硫黄山です。硫黄山とはその名の通り硫黄のとれる山です。硫黄を採掘していたのは昔の話ですが、現在では山肌から噴煙が立ち上がる様子を観光できることで有名です。
危険地帯には入れないようになっていますが、噴火口の周りには黄色い硫黄を見ることもでき、硫黄の独特に匂いも充満しています。
注意点としてガスには多少の有害物質も含まれているので吸いすぎないようにと注意がありました。健康な人何ら問題ないと思いますが、体調が良くない人は気をつけた方が良いのかもしれません。
こちらも自由行動です。売店がありお手洗いもあります。
屈斜路湖
硫黄山の次に訪れるのが屈斜路湖です。屈斜路湖は日本最大のカルデラ湖です。カルデラ湖とは火山活動により出来た穴に水が溜まってできた湖のことです。ちなみに摩周湖、阿寒湖もカルデラ湖です。
正直摩周湖、硫黄山のインパクトが強すぎて、屈斜路湖に来るとやや見劣りするかもしれません笑
実はピリカ号では屈斜路湖の「砂湯」と呼ばれる所に来ますが、屈斜路湖最大のビュースポットは「美幌峠」と呼ばれる所です。私も行ったことがありませんが、屈斜路湖を堪能したい方は別の機会に美幌峠に行きましょう。ちなみに、砂湯ではその名の通り砂を掘ればお湯がでてきます。
屈斜路湖砂湯にも売店・お手洗いがあります。
阿寒湖
最後に訪れるのが阿寒湖です。阿寒湖では2時間ほど自由時間があります。阿寒湖周辺は阿寒湖温泉と呼ばれる温泉街なのでピリカ号で訪れる場所の中では一番栄えていてコンビニもあります。
昼食も阿寒湖で食べることになりますが、それほど飲食店は多くないので事前に調べてから行くことをおすすめします。加えて私が行った際は休みの店も多かったので、注意が必要です。
阿寒湖の楽しみ方は日帰り温泉に入る、阿寒湖畔を歩く、阿寒観光汽船に乗る等だと思います。ちなみにピリカ号の車内で阿寒観光汽船の割引券を貰えました。
注意点として阿寒観光汽船に乗ると帰りのピリカ号に乗車できないということです。
どういうことだ???という話ですが、遊覧船の乗車時間が85分ほどで、戻ってくる頃には帰りのピリカ号が発車してしまっているということです。
そのためピリカ号では阿寒観光汽船に乗る場合、帰りは路線バスで釧路まで戻るように車内で案内があります。釧路まで戻るバスの時刻の案内や無料の乗車券を貰えるみたいですので安心してください。
おそらくピリカ号としては阿寒観光汽船の戻りを待てなくはないけれど、万が一阿寒観光汽船が遅延した場合後の行程に影響がでるので一律路線バスに誘導しているのだと思います。特にピリカ号は戻りに釧路空港に立ち寄るので飛行機でそのまま帰る人にとっては重要な問題です。
阿寒観光汽船に乗車すると帰りのピリカ号に乗れないのは2020年10月の私の経験談によるものですので、現在は違うのかもしれません。気になる方は事前に確認してください。
また、阿寒湖でピリカ号から降りることも可能です。そうすると、その後の予定は完全に自由です。私はその日のうちにバスで北見まで行きましたが、阿寒湖温泉で1泊することも可能です。
まとめ
ピリカ号は車はないけど道東の大自然を楽しみたいという方に非常におすすめです。正直路線バスだけで摩周湖、阿寒湖などを観光するのはかなり大変です。
滞在時間に制約があったりするなど不便な点もありますが、是非一度検討してみてください。
おすすめ★★★★★
アクセス★★★☆☆
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