手軽に楽しめる都内街歩き~神楽坂で神社・グルメめぐり~

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神楽坂で散歩

 こんにちは。今回は東京都内で気軽にできる街歩きの紹介です。特に予定もないけど、少し出かけたい時とかに参考にしてください。都内の散歩記事都市は深大寺を紹介した都内で手軽に観光~調布深大寺の観光~などもあるので是非読んでみてください。

  散歩の場所は神楽坂です。神楽坂は新宿にある地名です。地名は有名だけど何があるのか御存知ない方も多いかと思います。今回は半日程度で手軽にできる神楽坂の散歩コースを紹介したいと思います。

※本記事で使用している写真は2020年2月に撮影したものです。

 出発は中央線の飯田橋駅です。神楽坂に行くって言っておきながらなんで飯田橋で降りるんだ?って話ですが、飯田橋駅~神楽坂駅の間の道が神楽坂なのです。

東京大神宮

 JR飯田橋の西口改札からまずは東京大神宮に向かいます。東京大神宮は神楽坂とは反対方向ですが、飯田橋駅から5分弱で歩けるます。

 東京大神宮は伊勢神宮の遥拝殿(ようはいでん)です。洋拝殿とは何なんだ?ということですが、古今東西伊勢神宮への参拝は多くの人々にとって夢でした。しかし、今日とは違い交通手段は徒歩しかなく伊勢神宮への参拝はハードルの高いもでした。

 そこで、明治時代に東京にいながら伊勢神宮にお参りしたことに出来るように建てられたのが東京大神宮です。本来は伊勢まで行きたいけど、色々理由があって行けないから東京大神宮に来て、遥か遠くの伊勢神宮の神々を拝んだのです。

 そのため、東京大神宮の御祭神は伊勢神宮と同じく天照大神と豊受大神です。天照大神は伊勢神宮内宮の御祭神で豊受大神は伊勢神宮外宮の御祭神です。豊受大神は天照大神の料理係であったことから豊作の神とされています。

 ちなみに、東京大神宮は縁結びのパワースポットとしても認識されているみたいです。なぜ東京大神宮が縁結びの神社とされているのかは調べても良く分かりませんでしたが、元々そうだったというよりメディアにより作り上げられたイメージのように思います。(もし、理由を知っている方がいれば教えてください。)そのため、多くの女性が境内に訪れていました。

 私のようにここが伊勢神宮の遥拝殿という認識で来ている人は圧倒的少数かもしれないです(笑)縁結びなど御用のない私はとっとと撤収します。

牛込橋

 飯田橋駅の方向に戻ります。飯田橋駅から牛込橋を超えると神楽坂です。

 ちなみに牛込橋の下でJRと並走しているのが江戸城外堀です。牛込橋の両側には石垣があります。傍に説明書きがありますが、これは江戸城外郭門の牛込見附です。「見附」とは城下内に不審な人物が侵入しないように見張りの者が置かれた場所です。赤坂見附など当時の名残が残っている地名が東京には複数あります。

翔山亭 黒毛和牛贅沢重専門店

 さて、神楽坂を歩く前にまだ昼食を取ります。今日は翔山亭 黒毛和牛贅沢重専門店に行きます。ここは有名店らしく一度来てみたかったところです。名前からは高級店そうな雰囲気を漂わせていますが、手ごろな値段帯のお店で、気軽に入れます。

 店内はカウンターのみで10席。この日は日曜日ですが15時頃と遅めのお昼なので並ばず入れました。ただ、私の入った数分後に満席になっていたので、さすが人気店という感じです。

 松竹梅の3種類があり、あまりお腹の空いていなかった私は梅を注文。梅は税込み1100円。竹でも税込み2200円です。そしてこれが梅です。ローストビーフとしぐれ煮の丼です。生卵に着けたり、最後はしぐれ煮のお茶漬けに出来るなど3種類の食べ方が出来てこの値段は大満足でした。

翔山亭 黒毛和牛贅沢重専門店

 ちなみに翔山亭は元々焼肉、会席料理のお店でこちらは派生したお店のようです。

神楽坂 翔山亭 黒毛和牛贅沢重専門店 神楽坂本店 (飯田橋/牛丼)
★★★☆☆3.72 ■予算(夜):¥1,000~¥1,999

神楽坂

 さて、いよいよ神楽坂を歩きます。神楽坂は歩行者天国になっているようです。神楽坂は大正時代には花街として栄えたそうです。近年はチェーン店の進出や住宅街として開発されかつての様相はあまり残していませんが、細い路地などわずかに当時の面影を感じることが出来ます。神楽坂には神社も複数あるので、それらを紹介したいと思います。

神楽坂

神楽坂若宮八幡宮

 神楽坂から左の細い道に抜けて5分弱、閑静な住宅街の中にある神楽坂若宮八幡宮に着きます。こちらは源頼朝が奥州藤原氏征伐の後、記念として建てられた神社のようです。ネット調べたところ鎌倉の鶴岡八幡宮を分社したもののようです。

神楽坂若宮八幡宮

善国寺毘沙門天

 再び神楽坂に戻り、今度は善国寺毘沙門天。徳川家康により建てられました。毘沙門天とは元々インドの神様で、仏教の四天王の一つです。また日本では七福神の一つともされています。戦いの神として信仰されており、戦国期には多くの武将に信仰されたそうです。

善国寺毘沙門天

赤城神社

 さて神楽坂をひたすら歩くこと10分程度。神楽坂駅に着きましたが、その隣に赤城神社があります。最後によって見ます。

赤城神社鳥居
赤城神社本殿

 この赤城神社、神社としてすごく有名とか社格が高いとかそういうことはありません。正直私もこの神社の詳しいことは知りません。しかし、この神社実はあることで特徴的なのです。なんでしょう?

 どうです、この神社新しくありませんか?実は赤城神社は2009年に老朽化が原因で建て替えられたのです。しかも、その際神社側に建替資金が無かったので、なんと不動産会社に定期借地権を与えて、神社の敷地内にマンションを建設。その地代、賃料で建設資金を賄なったそうです。マンション下にはカフェなどもありました。資金難に陥っている神社は数多くありますが、こういう考え方もあるんですね。人口の多い東京だからできることですが、非常に勉強になりました。

 この後は神楽坂駅から東京メトロに乗りました。

~おわり~

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