鹿児島観光のモデルコースを紹介~1泊2日で霧島神宮・桜島を訪問~

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城山からの桜島 旅行
城山からの桜島
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鹿児島へのアクセス(1日目)

 1泊2日でめぐる鹿児島観光のモデルコースの紹介です。鹿児島県は観光資源が豊富で見どころが多いですが、今回は霧島神宮、桜島を中心とした鹿児島市内観光中心に観光します。

 まずは鹿児島へのアクセスです。九州以外から鹿児島へ訪れる場合は鹿児島空港まで飛行機を利用するのが基本だと思います。

 鹿児島空港は地方空港にしては大きくJAL・ANAの大手航空会社以外にLCCが複数就航しています。東京からはスカイマーク(羽田)、ソラシドエア(羽田)、ジェットスター(成田)、ピーチ(成田)などが就航しています。

鹿児島空港→霧島神宮(1日目)

 鹿児島空港に着いたらまず霧島神宮へ向かいます。レンタカーのほうが便利ですが、路線バスでもアクセス可能です。

 鹿児島空港から霧島神宮まで直通するバスはないので途中丸尾というバス停で乗り換えます。霧島神宮の公式HPに時刻表など詳しく解説してあるので参考にしてみくて下さい。

‎交通アクセス – 霧島神宮

 バスは丸尾での待ち時間を含めて1時間ほどで、料金は1,000円ほどです。丸尾の乗り換えバス停はすぐわかる場所にあります。丸尾は温泉街なので人がいない静かな場所でバスを待つということにはなりませんが、疑問点がある場合は鹿児島空港の案内所で聞きましょう。

霧島神宮→鹿児島中央駅(1日目)

 さてバスを降りたらいよいよ霧島神宮の観光です。所要時間は30~60分程度です。霧島神宮は旧官幣大社と最高位の社格で由緒正しい神社です。

 現在は九州屈指のパワースポットとして人気を博している霧島神宮ですが、周囲は意外と簡素です。徒歩圏内にコンビニなどはなく、飲食店も数軒ある程度です。

霧島神宮本殿
霧島神宮本殿

 霧島神宮を観光した後は鹿児島市内へ向かいましょう。霧島温泉に泊まる場合は翌日の朝鹿児島市内へ向かいます。

 霧島神宮から鹿児島市内へ向かうには、バスで霧島神宮駅まで行きJRを利用します。霧島神宮駅までのバスはバス会社HPの「霧島いわさきホテル~霧島神宮~国分の時刻表」、またはGooglemap、ヤフー乗換案内などを参考にしてください。

のったりおりたりマイプラン(霧島) | いわさきコーポレーション
霧島温泉郷、妙見・日当山温泉、霧島神宮、霧島神話の里公園等の霧島の観光地を路線バスで自由気ままに巡ってみませんか?

 バスは1時間~2時間に1本ほどとあまり多くないので、必ず予定を立ててバスに乗り遅れないようにしましょう。

 またJR霧島神宮駅~鹿児島中央駅間も本数が少なく、バスとの乗継も微妙です。霧島神宮~鹿児島中間は普通電車も少ないので、適宜特急きりしまに乗車しましょう。自由席特急券は520円ほどです。

 霧島神宮から鹿児島神宮までは乗継時間次第ですが1時間~2時間ほどです。ちなみにJRには鹿児島駅と鹿児島中央駅と紛らわしい駅が2つありますが、鹿児島中央駅がターミナル駅です。観光も鹿児島中央駅が起点となるので、鹿児島中央駅で降りましょう。

 鹿児島中央駅で降りたら、あとはホテルで疲れを取ります。鹿児島中央駅周辺は様々な価格帯のホテルがありますので、予算に合わせて選べます。

 最後に夕食ですが、鹿児島は黒豚、地鶏、海鮮と美味しいものがいっぱいあります。是非鹿児島の食事を楽しんでください。

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薩摩藩の歴史(おまけ)

 ここで鹿児島市内の観光地を紹介する前に、旧薩摩藩について簡単に紹介しておきます。江戸時代薩摩藩は70万石を超える大大名として九州南部を統治していました。

 以前大河ドラマ「篤姫」が放送され有名になりましたが、薩摩藩は徳川将軍家に正室を出すことができるほどのお家でした。

 徳川将軍家の正室は宮家、五摂家から迎えるのが基本でありその間に割って入ることが出来た薩摩藩はいかに繁栄していたかが良く分かります。

 外様大名は江戸幕府に冷遇されたと理解されることがありますが、それは必ずしも正しい理解ではないですね。江戸時代の大名制についてはいつか紹介したいと思います。

 そんな力のある薩摩藩ですが、ご存じの通り幕末は倒幕の中心的勢力になります。2年ほど前の大河ドラマ「西郷どん」も放送されましたが、西郷隆盛、大久保利通は現在の鹿児島県出身です。

 倒幕の中心地となった現在の鹿児島市内には当時の歴史を感じることが出来る観光地がたくさんあるので、旅行する前に軽くWikipediaなんかで勉強していくとより楽しくなるかもしれませんね。

カゴシマシティービューを使いこなそう(2日目)

 2日目のスタートです。2日目は鹿児島市内観光です。鹿児島市内の観光は中央駅中心に比較的コンパクトにまとまってます。

 鹿児島市内観光に便利なのがカゴシマシティービューと呼ばれる路線バスです。鹿児島市内には多数の路線バスが走っていますが、カゴシマシティービューは観光地を順番に巡ってくれる路線バスです。30分に1本と本数もそれなりにあり、市内観光には必須の交通手段です。

 カゴシマシティービューは1回190円ですが、600円で一日乗車券が帰るのでこちらを買うと便利です。一日乗車券はカゴシマシティービューの他市電と市バスにも乗車できます。

 1日乗車券には桜島まで行く場合はフェリーもセットになった一日乗車券も1,200円で販売されています。今回は桜島も訪問するので、こちらを利用します。一日乗車券は鹿児島中央駅の観光案内所で買えます。

城山(2日目)

 鹿児島市内には西郷隆盛像や維新ふるさと館など観光名所が多いですが、今回は鹿児島市内の中でも特に有名な城山と仙厳園、桜島を訪問したいと思います。

 1日乗車券を買ったら、まずは城山を目指します。1日乗車券で乗れるバスと乗れないバスがあるので注意しましょう。基本鹿児島シティービューに乗れば問題ありません。

 では城山の紹介です。城山は明治初期に起こった西南戦争最後の激戦地であり、西郷隆盛ら私学校軍が最後に立て籠った場所です。西郷隆盛はこの地で最期を遂げており近くには西郷洞窟と呼ばれる西郷隆盛が最後数日間を過ごした洞窟もあります。

 そんな城山ですが、今では絶好の桜島のビューポイントです。晴れた日には桜島、錦江湾、鹿児島市内が一望できます。この日はちょうど桜島が噴火する様子も見れました。桜島は鹿児島市内であれば割とどこからでも眺めることができますが、やはり城山から見る桜島は最高ですね。

城山からの桜島
城山からの桜島

仙厳園(2日目)

 城山の次はバスで仙厳園に向かいます。城山と並んで鹿児島市内の観光の目玉と言えば仙厳園です

 仙厳園とは島津藩島津家の別邸で庭園になっています。広大な庭園からは桜島も眺めることができ園内は素晴らしい景色です。

仙厳園からの桜島
仙厳園からの桜島

 幕末にはこの庭園の一部で製鉄などの近代化事業も行われたそうです。仙厳園の側には尚古集成館と呼ばれる建物があり、薩摩藩の歴史について資料が展示してあります。尚古集成館には仙厳園との共通チケットで入れます。チケットは大人1,000円、子供500円です。

 ちなみに、仙厳園は大河ドラマ「西郷どん」の撮影にも使われたそうです。園内には撮影に使われた場所の解説もありました。大河ドラマを見た人であれば楽しめそうですね。

 仙厳園の中には飲食店や土産物屋も入っています。私は両棒屋で両棒餅を頂きました。餅に2本の竹を指しているのが、武士が刀を2本差しているのに似ていることからこの名前が付いたそうです。

両棒餅
両棒餅

桜島(2日目)

 仙厳園を観光したらランチを取り、桜島へ向かいます。私は一旦鹿児島中央駅まで戻り、お昼を食べて、再びシティービューでフェリー乗り場まで向かいました。

 桜島フェリーは乗車時間15分ほどです。本数は15分~20分に1本とかなりの本数があります。桜島に着いたら、サクラジマアイランドビューという路線バスを利用します。

 サクラジマアイランドビューは桜島西側の著名観光地を一周してくれます。一周1時間ほどで、適宜時間を取って止まってくれる観光用の路線バスです。1日乗車券で乗車できます。

桜島溶岩なぎさ公園
桜島溶岩なぎさ公園
湯之平展望台
湯之平展望台
サクラジマアイランドビュー(循環バス)  - みんなの桜島
桜島港を発着点に、道の駅、ビジターセンター、烏島展望所、赤水展望広場、湯之平展望所を循環し、桜島の多くの自然と観光地を満喫できるルートです。

桜島を観光したらフェリーで戻ります。鹿児島中央駅までバスもしくは路面電車で向かいます。最後は鹿児島中央駅から鹿児島空港までバスで向かい帰路につきます。

鹿児島市内線 | 南国交通株式会社
鹿児島空港連絡バスの鹿児島市内線の時刻表、運賃、バス停留所のご案内です。鹿児島空港連絡バスは予約制ではない為、時間に余裕を持ってご乗車頂きますようご協力をお願い致します。

~以上~

 他にも旅行の参考となるモデルコースを紹介しているので参考にしてみてください。

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