島原の乱で有名 島原を観光!

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かんざらし 旅行
かんざらし
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島原の乱

 今日は長崎県島原市の観光について紹介です。島原と言えば歴史の教科書に出てくる「島原の乱」で御馴染みなのではないでしょうか?

 島原市は長崎県に位置しています。長崎市内からはJRと島原鉄道の乗継で2時間ほどでアクセスできます。実は熊本市内からも船でアクセスできます。船でアクセスする方法はこちらを参考にしてみてください。(長崎~熊本の移動は一瞬?~レインボーかもめ、乗り方・船内を徹底解説

 さて、島原市と言えば先ほど述べたようにやはり「島原の乱」が有名ですね。島原の乱は江戸時代に起こった最大の農民一揆です。ちなみに一揆は簡単に言えば武力行使を伴うデモみたいなものです。

 島原の乱は一般的に江戸幕府によるキリスト教禁止政策が原因でキリシタンによる反乱が起こったと言われますが、それは島原の乱の一面にすぎません。

 実際には当時の島原藩藩主松倉勝家による厳しい年貢(今でいう税金)の取り立てに抵抗した農民一揆という側面もあります。

 また江戸幕府は島原の乱鎮圧に10万以上の兵力を動員するなど苦戦を強いられましたが、その最大に理由は農民だけでなく、小西行長、加藤忠広(加藤清正の嫡男)が改易されたことで、大量に発生していた浪人たちがこの一揆に加わったこととされています。

 ここで「浪人」について少し解説しておきます。現代で浪人と言えば高校卒業後大学受験する人のことを指しますが、当時浪人と言えば仕えていた大名家が潰れて職を失った元武士のことを言います。

 歴史の教科書に「改易」という言葉が登場しますが、改易とは簡単に言うと大名をクビにすることです。今風に言うと会社が倒産する感じです。会社が倒産すると社員=武士は職を失います。この職を牛なった武士のことを浪人と言います。

 小西家、加藤家は改易されたため、この両家で働いていた武士は浪人となりました。浪人となった武士は農民になるしかありませんが、しかし元は武士であり、戦のプロです。彼ら浪人が一揆に加わったことが島原の乱が苦戦した理由です。

 歴史の教科書などでよく出る天草四郎時貞はどちらかと言うと象徴的な存在であり、実際は元武士によるクーデーターという側面が強かったのだと推測されます。

島原城

  さて、少し長くなってしまいましたが本題の島原観光に戻ります。島原と言えばお城「島原城」が有名です。島原藩は4万石程度の小大名でしたが、貿易で栄えたこともあり藩主松倉氏は石高以上の立派なお城を作りました。(城作りの重労働も島原の乱の原因です。)

 島原城は島原鉄道の島原駅から徒歩10分ほどでアクセスできます。入場は500円ほどで天守に登れます。城内には島原の乱等島原藩の歴史についての解説がありました。

 天守閣の頂上からは外に出ることができ展望スペースになっています。有明海や普賢岳を眺めることが出来壮観な眺めです。島原城はお城としての見ごたえは他に劣るかもしれませんが、天守からの眺めは他に勝るとも劣らないものがあります。

島原城
島原城
島原城からの普賢岳
島原城からの普賢岳

湧水の町島原

 島原はお城のほかに湧水の町としても大変有名です。市内から湧水を汲むことが出来、今でも生活に使われているそうです。私も島原城から徒歩20分弱ほどの浜の川湧水を訪れました。湧水が4つの区画に分かれており、区画ごとに用途が決まっているみたいです。私が通りかかった時ちょうど水を汲んでいる人がいました。

浜の川湧水①
浜の川湧水①
浜の川湧水②
浜の川湧水②

 また浜の川湧水のすぐ側に銀水というお店があり、島原名物「かんざらし」を頂きました。かんざらしとは白玉を湧水で冷やし、蜂蜜などで作られた密を掛けて食べるお菓子です。湧水も飲み水として提供されますが、密が濃い場合は湧き水で薄めて食べるそうです。確か400円くらいとお値段も手ごろです。

浜の川湧水観光交流館「銀水」
浜の川湧水観光交流館「銀水」 / 島原市
かんざらし
かんざらし

具雑煮

 観光した後はお昼ご飯を食べました。島原には具雑煮という郷土料理があるらしく、それを頂くことにしました。具雑煮はお餅と一緒に鶏肉や春菊、アナゴなど島原でとれる海の幸、山の幸を一度に味わえる食べ物として、島原ではハレの日に食べるものとされているみたいです。

 正直あるものを適当に放り込んだだけなんじゃないかと言う気もしますが、栄養は取れそうです。一説によると島原の乱の際、籠城した天草四郎時貞が栄養を取るために考案した食べ物とされています。島原を観光した際は記念に食べるとよいのはないでしょうか。

 私は姫松屋新町店というお店で頂きました。島原城の目の前に姫松屋本店というお店もありそちらでも頂くことが出来ます。食べログでの評価も良く、おすすめです。

具雑煮
具雑煮 / 島原市
具雑煮
具雑煮

 さて、島原を観光する際は長崎市内から日帰りで来る方が多いと思いますが、島原鉄道で諫早~島原間は1時間15分ほどで運賃がなんと1,460円もしました!

 さすがに高すぎるのではないかと思いますが、地方鉄道を維持するのも大変なのでしょう。島原鉄道は営業赤字みたいです。島原鉄道がなければ島原へのアクセスははるかに難しくなるので、むしろ維持されていることに感謝して乗らないといけないですね。

おすすめ度とアクセス

 おすすめ度とアクセスの解説です。

おすすめ★★★☆☆
アクセス★★★★☆

 おすすめ度は★3つとしました。島原城は有名なお城ではないですが、島原の歴史を学ぶことが出来、また天守からの景色は素晴らしいです。

 アクセスは長崎市内から2時間とやや距離はありますが、島原鉄道の島原駅を起点にすれば比較的観光は簡単なので★4つです。

~以上~

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